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裏読み三国志
石平:著
 著者は元中国人で日本に帰化した石平氏
元中国人だけあって三国志のことにも詳しいです

 まず、氏が評しているのが「曹操」
曹操は乱世の姦雄で希代の悪人、そして儒教的価値観の反逆者だと論じています
だが、乱世にはそんな善悪を超越したような悪人が必要とされると言っています
たしかに、そうかもな従来の価値観をぶっ壊すには悪事をしなければならないし
日本では織田信長なんかがその典型例ですね

 そして、曹操と当時大統領だったトランプを比較しています
悪人というところや従来の価値観の破壊者といったところは似ている
ただトランプは曹操と違って部下の使い方が下手(部下をよくクビにしていた)世界的な大局観がない(アメリカ・ファーストを叫ぶばかり)と論じていましたね
トランプはもう大統領ではありませんし、曹操にはなれませんでしたね
もう年だしトランプの賞味期限も切れているのかもしれません
今後、パクス・アメリカーナの時代が終わって乱世になりそうなので、曹操のような人物は日本からでてくるか、ですね


 お次は苦労人で大器晩成の「劉備」。劉備は曹操と正反対で「仁義」を旗印にしていた
それは知っていますが、なぜ劉備があそこまで仁義にこだわったのかはイマイチよくわかりませんでしたね
元々、劉備は青年時代に放蕩をしていたと書いてありましたし、どこで宗旨変えしたのか
石平氏は、乱世において劉備が仁義にこだわったのが地盤を築くのが遅れた要因だと論じていました。うーん、そう言われればそうだな、乱世には仁義は通用しないんですね……
でも、劉備は仁義にこだわったおかげで、後生には「徳の人」として称えられることになったから、まあよかったかな?

 そして、氏は蜀の国を日本に例えていました
魏はアメリカ、呉は中国、そして蜀が日本だと
たしかに今の日本は国土も小さく資源もない、アメリカと同盟を結んでいくしかない
ただ、日本には国際社会における信用がある、それが武器だと
ソフトパワーというやつですね、それなら日本は強いですね


 次は、父親と兄貴の不慮の死によって君主の椅子が回ってきたボンボンの「孫権」です
孫権が兄の孫策に後事を託されたのが若干18歳(!)ずいぶんと若かったんですね
そんな孫権は、決して威張り散らすこともなく、周瑜や張昭をいった自分より年上の将たちを立てて接していたそうです
そして、意外にも孫権はやさしく度量のある人だったと論じています
部下の失策を許し、リョウトウという人の幼子2人を引き取って自分の子のように育てた、と
孫権のそんなエピソードは全くしりませんでしたね……意外や意外です!
晩年おかしくなってしまいましたけど

 で、そんな孫権と対比されるのが北朝鮮の王様金正恩
金正恩も孫権同様ボンボンですが、帝王学の教育は受けていた
ただコイツは孫権と違って度量もやさしさもある人物ではありません
王様になってから先代に仕えていた側近たちを次々と粛正して政権基盤を固めていった、と
金正恩はこれでは長いこともたないやがて倒れるだろう、と石平氏は予測しています
あるいは肥満のヤツが病気で倒れるか、と


 あとは董卓とか司馬師なんかも度量のある人と言っていましたが、コイツら好きじゃないのでどうでもいいです

 最後に「袁紹」について論じていました
袁紹は三国志ファンにはおなじみの決断力のないダメダメな君主です
石平氏は袁紹をさんざんにこきおろしています
なかでも田豊の意見を聞かず牢屋に入れたうえ、あまつさえ殺してしまったのは最大の愚行である、と
袁紹には決断力も大局観もない最低のリーダーみたいにこきおろしていました
もし、官途の戦いで曹操に敗れなくても別のところでつまづいていただろうと論じています
私も同意見です

 さて、そんな最低君主袁紹と比較されるのが中国の習近平
コイツも毛並みのいいリーダーですが、当時の香港デモやトランプの関税問題にまったく適切に対処ができていない、と
そうか、習近平が袁紹と並び称されるようなボンクラだとは知らなかったです
コイツも早晩倒れるだろうと氏は予想しています
まあ、そうだろうな、中国の世界制覇なんてムリムリ


 以上が本書の内容です
これからの乱世の時代に日本にも乱世型のリーダーがでてくるといいですね




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諸葛鳳雛
諸葛鳳雛

諸葛鳳雛と書いてしょかつほうすうと読みます
主にアニメレビューを中心に書いています

三国志の諸葛孔明の名を受け継ぐ者です!
実は世界を統べるアトランティス王の末裔の1人らしい・・・

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