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オリエント急行の殺人
アガサ・クリスティー:著
 アガサ・クリスティーの作品で超有名はタイトルの作品です
でも、読んだことなくて初めて読みます

 オリエント急行に乗り合わせた我らが「エルキュール・ポワロ」
その列車内で殺人事件が発生、さらに大雪で列車は足止めされてしまう
大人の事情で現地警察が来る前に犯人を見つけてくれ、とせっつかれるポワロ
果たして犯人は…

 まず、殺された男「ラチェット」が大悪人との「カセティ」だとポワロは見破ります
カセティの行なった誘拐事件の被害者「アームストロング家」に関係する人物が犯人ではないか、と推理します
で、一人ずつ事情を聞いていきますが、みんなアリバイは完璧
しかし、カセティが謎の人物に狙われていたことがわかります、きっとコイツが犯人

…と思わせつつ、この謎の人物はフェイク、なんと乗客全員が犯人だったという大どんでん返しの結末なのでした
一人だけ関与していない人物もいたようですけど
謎の人物を作り出して外部犯の仕業にしようとしていたのでした!
そして、乗客12人全員がアームストロング家に関係する人物!ブック氏が何気なく言ってましたがまさか本当とは…
思いもよらなかったぜ!

 ポワロは丹念に乗客や車掌たちから話を聞き矛盾点をみつけていきます
差しこみ錠の矛盾のこととか普通は気づきませんが、さすがはポワロです
遺留品もワザと捜査攪乱のためワザと置いていったものなんですね
アリバイも二人ずつ互いのアリバイが立証されることから、みんなグルになっているとわかったんですね
そして、多国籍の人たちがいるのはみんなアメリカにいたから、と

 結局は、外部犯の仕業ということにして犯人はいなかったことにされてようです
カセティが極悪人だからまあいいでしょうね

 ここで、犯人たちが仲間割れして連続殺人が起きたらさらにおもしろかったかもしれませんね
予想外の事態に自分だけは絶対無罪になりたい、とか思って

 
 今作もおもしろかったです、次のポワロ登場の作品は何を読もうかな




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ジャンル: 小説・文学
テーマ: ブックレビュー
諸葛鳳雛
諸葛鳳雛

諸葛鳳雛と書いてしょかつほうすうと読みます
主にアニメレビューを中心に書いています

三国志の諸葛孔明の名を受け継ぐ者です!
実は世界を統べるアトランティス王の末裔の1人らしい・・・

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